先日、ある方とお会いしました。
ヨーロッパで長く50年近く建築デザイナーとして活躍されている方です。ご縁あって何度かお会いしました。
デザイナーと職人は皆、アーティストなのだ・・・。
「君はデザイナーとして何をしたいのか?」
今日は、その方の問いかけの答えを考えました。
インテリアデザイナーとして・・・・
私がやりたいことは何か。
それは・・・
自然と調和できる「優しさと美しさのあるデザイン」をすること
自然・・・花・植物・昆虫・宇宙空間・月・太陽・風・海をデザインする。
そこに住む人・動物たち・・・が幸せを感じる空間になるよう・・工夫し、
そこに・・愛を込める。
私は、学生、社会人になって何度かヨーロッパを旅し、
建築への道を決めました。
その時の感動・・「なんて素晴らしい魅力ある建築物なのだろう!」。
その空間の中にいる幸せ感。
石の建築物と美しいデザインに魅了されました。
日本で石の建築物ってできないのかしら?などと本気で考えました。
ヨーロッパへ1ヶ月近く旅して日本へ帰ってきたときの衝撃。小さくてうさぎ小屋がたくさん並んでいるように見えてしまいました。グレーと黒と白、ばらばらの建築物、不規則に並ぶだらっと垂れている電線と電柱。建物を美しく見せる照明などありません。
それは、日本の歴史・・・戦争があり、住む場所がなくなり、まず、たてなければならない・・地震もあり・・・
美しさよりも堅剛で安価でたてられるもの・・
余裕のある美しい建物を作るという目的より現実的な住むための箱を作る意識だったのかもしれません。
今、少子化が進み、建物が空洞化していく中・・
残る建築物は・・・そんな建物ばかり・・。
これから建てる建物の価値を考えないといけない。
美しいもの・・本物の建築物・・何年も経ってもなお、
愛おしいもの・・が大切になってくる。
そんな建物。自然と建物が調和し、そして人が癒される美しく愛おしい優しいデザインのものを作りたい。
それが私のインテリアデザイナーとしてやりたいことです。
書き出すことで考えがまとまります。
読んでいただきありがとうございました。